今年の賃金は幾らにすますか?周りはいくら上げている?賃金改定に悩む経営者たち今年の賃金は幾らにすますか?

昨年末あたりから、顧問先より賃金額改定の相談が相次いでいます。
今は一昔前と異なり、
賃金は「毎年・定期的に」ではなく、「不規則にでも上がるもの」
という認識が、社会全体で常識になりつつあります。
そのため、どの事業主も
「周りはどれくらい上げているのか」
に神経を尖らせています。
賃金改定には、
- 会社の経済状況
- 労働市場の動向
- 今後の事業計画
など、影響するファクターが非常に多く、
各社が自分の“財布”と相談しながら、細かなカスタマイズを迫られているのが実情です。
人事制度は流動的になり、
すでに働いているベテラン社員は
「この会社の良さ」を理解しているため、何とか踏みとどまれるケースも多いですが、
新規採用となると話は別です。
特に応募者にとっては、
「結局いくらもらえるのか」
が、意思決定に大きく影響します。
よく
「若い人は賃金より“働きがい”を重視する」
と言われますが、
賃上げはやむを得ず行う一方で、人事・労務制度まで今すぐ整えられる企業が、果たしてどれほどあるでしょうか。
実態としては、
小手先で賃金を調整して見栄えを良くすることしかない企業がほとんどです。
昇給額の判断には政府が公表している賃金統計もありますが、
どうしてもタイムラグがあり、参考程度にとどまります。
では、どうするのか。
結局のところ、
- 多くの顧問先を持つ社労士に相談すして肌感覚で感じる
- 地道に募集広告を集計・分析する
このようなアナログな方法が一番確実かも。弊所では時々地道に事務方に大手募集媒体等でデータ収集をしてもらっています。
私はそれに加えて、
ボーナスではもうごまかせませんので昇給制度を工夫し、年1回に限らず、年に複数回評価・昇給する仕組み等
を提案することもあります。
世の中には優秀なコンサルタントが多く、
私でも感心するような「夢のある人事制度」を構築し、運用に挑戦する
小規模・零細企業の社長さんもいらっしゃいます。やはり見栄えが良い物は売れるんですね…。
ただし、その結果については――
皆さんご存じのとおりです。夢のような人事制度は夢で終わります。
なぜかって? 貴方の会社の従業員は夢の人事制で想定された人物像では無いのです。
世の中で何かを本当に機能する形で作り上げるには、
地道に現場でのエラー&トライの連続と、相応の時間が必要です。
これは、お医者さんと同じです。
腹痛でまず決まりのお薬を出し、
治らなければ別の薬を処方する。
それを何度か繰り返して、
ようやくピンポイントに近い処方にたどり着きます。
賃金制度も、人事制度も、
一発で正解にたどり着くものではありません。
だからこそ、現場に寄り添いながら、少しずつ調整していくしかないのだと思っています。
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